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鉄筋継手とは

1.鉄筋継手とは
  工場で製造された鉄筋は、輸送や現場での作業性などを考慮して、一定の長さ(定尺)に切断され、現場に搬入されるか、折り曲げが必要な場合は、加工場で加工された後に現場で搬入されます。
  建設現場での鉄筋の組み立ては通常1層ごとに行うので、上下階の柱の鉄筋同士を接合する必要があります。また、梁も構造上必要な鉄筋の長さが定尺より長い場合が多いので、やはり鉄筋同士を接合する必要があります。この、鉄筋同士の接合を「鉄筋継手」と言います。

2.鉄筋継手の種類と歴史
(1)鉄筋継手の種類
  鉄筋継手は、重ね継手、ガス圧接継手、溶接継手、機械式継手などがあります。



図1 主な鉄筋継手工法


重ね継手

ガス圧接継手

溶接継手

機械式継手
写真1 鉄筋継手工法(一例)

(2)鉄筋継手の歴史
  我が国で鉄筋コンクリートによる施工が始まったのは、1900年頃からですが、当初は、すべて、重ね継手で施工されていました。その後、ガス圧接継手が開発されて、太径鉄筋の継手が可能となり、大型構造物の施工が容易となりました。さらに、高度成長期を迎えて、鉄筋コンクリート造の施工に当たって、プレキャスト工法や鉄筋の先組みなどの合理化工法が開発されるとともに、それぞれの工法に適した各種の鉄筋継手も開発されました。その結果、鉄筋の機械式継手、溶接継手などが普及するようになりました。鉄筋継手工法の開発の歴史を次図に示します。

図2 鉄筋継手の歴史

3.鉄筋継手の品質管理
  鉄筋継手には、紹介したように、各種の工法が使用されていますが、継手部に要求される性能は同じです。このため、工法毎の施工計画を作成、技量資格者が施工したのち、継手技量者及び継手施工会社の品質管理者が自主検査を行った後、引き渡します。その後、施工者は受け入れ検査を行い、継手部の性能を確認したのち次の工程に進みます。品質管理の手順は、すべての工法に共通です。
  本協会では、重ね継手を除く、ガス圧接継手、機械式継手、溶接継手工法について、「鉄筋継手工事標準仕様書」を整備し、鉄筋継手の統一した施工管理方法、継手部の検査方法等について規定しています。
検査は、外観検査と非破壊検査がります。基本的には外観検査は全数、非破壊検査は抜き取りで行います。工法毎の検査項目、検査方法は、上記の「鉄筋継手工事標準仕様書」に記載されていますので参照してください。


図3 鉄筋継手の品質管理

4.鉄筋継手工事標準仕様書
 本協会が発行する「鉄筋継手工事標準仕様書」は、建築及び土木の鉄筋継手工事における技術基準
となるものです。また、鉄筋継手工事の契約図書として用いられるものであり、発注者と工事の請負者(施工者)との間に適用されることを前提として作成しており、工事の請負者(施工者)と継手施工会社との間に準用することも差し支えないものです。本標準仕様書は、原則として制定・改訂の都度、関係省庁をはじめとする多くの関係者で構成される改訂委員会において審議され、さらに日本建築学会、土木学会の意見照会の後、「公共建築工事標準仕様書」(公共建築協会、国土交通省大臣官房官房官庁営繕部監修)をはじめとして、日本建築学会、土木学会など多くの学協会、団体の規準、標準仕様書に採用されています。

 
写真2 本協会が発行する鉄筋継手工事標準仕様書